ペットを飼うという事

子供の頃、親にねだって捨て犬を飼ってもらった事があった。父親の仕事の都合で転居を余儀なくされ、引越し先でペットが飼えなくなったため私の知らない間に両親が捨てに行ってしまった切ない経験がある。
結婚して一軒家を借りた時、夫にせがんで夢だったペットを再び飼うことになった。が、数年してひどい病気にかかり、その犬もあっという間に逝ってしまった。そんな悲しい経験から「もう2度とペットは飼うまい」と心に決めていたが息子が小学生の頃捨て猫を拾ってきてしまい、結局飼うことになってしまったのである。その猫が我が家の押入れの片隅で5匹の子供を産んだのがもう10年も前の話である。元々犬猫好きの私はその子猫の中からお気に入りの2匹を選び、他の猫たちは猫好きの知人のもらってもらった。そのうちなぜか子猫を怖がる親猫がいなくなり、子猫のうち1匹は事故で他界、茶トラの猫だけが我が家に残った。
しかしどういうわけか家族の中で私にしかなつかない。そんなある日夫が突然トイプードルを連れて帰宅したのである。
聞くと半額セールだったし自分をじーっと見ていて可愛かったからと衝動買いしてしまったとの事。「猫がいるのに!」と文句は言ったものの、その愛くるしい瞳とくるくるの巻き毛の可愛いこと!私が可愛がったのは言うまでもない。茶トラの猫は5年ほど前に病気で他界してしまったが今では少し大きめのこのトイプードルが我が家のアイドルだ。手のかからなくなってしまった息子たちの代わりに私を毎日手こずらせ、けれどもその何倍も癒してくれている。ドッグフードランキング
ペットを飼うという事は不幸な出来事を体験せざるを得ないリスクもあるがそれでもこの可愛さ愛おしさにはそんな悲しい出来事をも忘れさせてくれる魅力があるのだ。